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クリアファイルのマーケティング その3 単色名いれで広告効果を出すには? 2011/01/04

クリアファイルのマーケティング その3 単色名いれで広告効果を出すには?

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クリアファイルのマーケティングの話。今日は前回からの宿題で「単色名いれのクリアファイルで広告効果を出すマーケティング」を考えてみましょう。それも、前回説明した「わが社の売りになるバリューとは何か?」とか考えるのが面倒な場合むけの方法です。





クリアファイルで広告効果を出す基本は、いつも手元においてもらうか、さらに、見せびらかしてもらうことで、持っている人の周りにも情報を波及させるか、あるいは、クリアファイルをノベルティとして配布することで、メインの商品をついでに買ってもらうか、ですので、そうなるためにどうするかを考えればよいわけですから、





①かっこよいか、センスがよい、おもしろい、目立つクリアファイル をつくるか、

②もらう人にとってのお気に入りのクリアファイル をつくるか





でよいわけです。





で、何をすればよいかというと、まず考えられるのは、クリアファイルのデザインを凝ったものにすることです。





自社のキャラクターを、シルエットでかわいくコラージュするとか、シックな感じでデザインするとかが、よくあるやり方です。

猫のキャラクターだったら、黒ベタのシルエットとか、そういう方向性です。





いずれにせよ、文字だけだった情報を、デザイン性のある情報に変更するという方法です。人間は(自分にとって)美しいもの・かわいらしいものをめでて大切にする本能がありますので、その本能に訴えかけて、お気に入りのクリアファイルにしてもらうことは、とても有効な手段です。





ただしご注意点ですが、デザインの方向性にしますと、箔押しやシルクスクリーンでは、絵柄の面積に比例して版代、インキ代が増えますので、クリアファイルの価格が上がります。この対策としては、オフセット印刷は、絵柄の大きさにかかわらず版代は一定ですし、価格にしめるインキ代も相当安いので、オフセット印刷のクリアファイルを選択するのがコストパフォーマンス的にはよろしいでしょう。





なお、デザイン性のあるクリアファイルという方法は、社内にデザイナーがいる場合か、同僚や部下、あるいは自分自身か家の人がイラレやフォトショップをつかえる絵心のある人物である場合のみ有効となりますので、ご注意ください。でも、さがしてみると周りにそういう人は結構いたりしますので、だめもとで聞いてみるとよいと思います。



同人とかお絵かきを趣味としているとか、実は昔ちょっとかじったとか、元デザイナー志望とかいう人は、最近の若者にはなにげに多いです。いまはアニメ全盛時代ですし、個人でのパソコン保有率も非常に高いので、昔とは違ったそういう状況がございます。





さて次に、「そんな奇特な人物は、私の周りにはいない!」と断言できる方とか、「探すのが面倒くさいから、ヤダ!」と考える方むけに、「単色名いれのクリアファイルで広告効果を出すマーケティング」を考えてみましょう。





こうなると、クリアファイルの商品性に頼るしかないので、お金が少々(?)かかることになります。ようは、「目立つ名入れをする」というやり方です。





一番目立つのは、「箔押しで、他社が採用していない箔を選択する」という方法です。





目立つ箔というと「金箔」ですけれど、ありふれていますので、「ホログラム箔」の採用をお勧めします。ホログラムだけでも数種類ありますが、どれを選んでも目立ちます。ちょっとかわいい系になってしまうという弱点はありますが、目立つのは間違いないです。またシックに野太く決めたいならば、「メタリック箔」から、赤銀とか緑銀とか、好きな色を選ぶとよいです。バリエーションはかなりあります。





また、シルクスクリーン印刷の名入れだったら、「ラメシルク」がよいでしょう。これは、透明のインクに微小な金属の粉を混ぜたもので、混ぜる比率を上げればあげるほど、きらきらラメ感がでます。なにせラメですので、ちょっと派手になりますけど、目立つのは間違いありません。ただし細かい文字は難しいです。ラメシルクにもカラーバリエーションがありますので、リストから選ぶとよいと思います。





箔押しにせよ、シルクスクリーン印刷にせよ、版代は通常の箔でも高い箔でも、通常のインクでも、ラメインクでも同じです。値段の差は箔とインク代の差と覚えておくとよいでしょう。また、一回つくった版は、向こう2年ぐらいは保管していてくれますので、次回以降は箔代、印刷代とはインク代だけかかります。



いっぽう、当PPFACTORYが得意とするオフセット印刷では、「目立つ名いれをする」のは難しいです。たとえば金のインキで印刷しても、金というよりは黄土色ですし、銀のインキで印刷しても、銀というよりはよくていぶし銀、まあ、どちらかというとグレイに見えますので、金箔、銀箔の名いれにはとうてい及びません。





なお、箔にせよシルクにせよ、かなり目立つためにお金を積極的に使うとなれば、クリアファイルを手間暇かけない、具体的には校正なしの成りゆきフルカラーでつくったほうが安くなります。価格を見比べながら進める必要があるでしょう。





また「目立つ」の意味は、「他社の単色名いれのクリアファイルよりも目立つ」だけですので、ご注意ください。フルカラーのクリアファイルや、マジックファイル、3Dクリアファイルと比べてでは、また結果が変わってきます。





まとめですが、単色名入れのクリアファイルの商品特性は、渡した相手に社名を思い出してもらう事ができる点。普通の人はクリアファイルは捨てず長く使いますから、相手の身近な場所で、自社を思い出してもらうためのアイテムとしてある程度有効。マーケティング的には、新規層よりも、リピート層により効果を発揮する商品です。





次回はフルカラーのクリアファイルについて考えてみたいと思います。

(20110104PPFACTORY桜木)

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