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RGBとCMYKの違いとは? 2011/08/12

RGBとCMYKの違いとは?

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デザインや印刷の現場でよく耳にする「RGB」と「CMYK」。
この2つは、どちらも色を表現するためのカラーモードですが、
その仕組みや用途には明確な違いがあります。
ここでは、RGBとCMYKの基本的な違いや特徴、使い分けについて分かりやすく解説します。

 

RGBとCMYKの比較表

項目 RGB CMYK
構成色 赤(Red)、緑(Green)、青(Blue) シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)、黒(Key Plate)
表現方法 加法混色(光で色を表現) 減法混色(インクで色を表現)
混ぜた結果 白に近づく 黒に近づく
主な用途 ディスプレイ、Web、映像 印刷物、チラシ、ポスター
色域(再現範囲) 広い(鮮やかな色が表現可能) 狭い(明るい色や鮮やかな青系が苦手)

 

RGBとは?

RGBはRed(赤)Green(緑)Blue(青)の頭文字を取ったもので、
主にパソコンやスマートフォン、テレビなどのディスプレイで使われるカラーモードです。

RGBは光の三原色を使った「加法混色」という仕組みで、色を重ねれば重ねるほど明るくなり、
最終的には白に近づきます。

 

用途例:Webデザイン、デジタル写真、動画制作など

特徴:鮮やかで明るい色の表現が得意

 

CMYKとは?

CMYKはCyan(シアン)Magenta(マゼンタ)Yellow(イエロー)Key Plate(黒)の頭文字を取ったもので、
主に印刷物で使われるカラーモードです。


CMYKはインクの三原色を使った「減法混色」という仕組みで、色を重ねるほど暗くなり、
最終的には黒に近づきます。

ただし、CMYだけでは完全な黒が出せないため、黒インク(K)が追加されています。

用途例:チラシ、ポスター、カタログ、書籍などの印刷物

特徴:紙にインクを重ねて色を表現するため、RGBよりも再現できる色の範囲が狭い
           特に明るい色や鮮やかな青系の色が苦手。

 

なぜ使い分けが必要?

ディスプレイで見る画像はRGB

ディスプレイは光を発して色を表現するため、RGBモードが最適です。

印刷物はCMYKで作成

印刷はインクを重ねて色を表現するため、CMYKでデータを作成しないと、思った通りの色が出ません。
RGBで作ったデータをそのまま印刷すると、色がくすんで見えたり、鮮やかさが失われることがあります。

 

まとめ

RGBはディスプレイやWebなど「光」で色を表現する場面で使う。
CMYKは印刷など「インク」で色を表現する場面で使う。
RGBの方が表現できる色の範囲が広く、鮮やかな色が得意だが、印刷には向かない。
CMYKは印刷に最適化されているが、RGBでしか表現できない色も多く存在する。
データを作成する際は、最終的な用途(Webか印刷か)に合わせて、適切なカラーモードを選ぶことが大切。

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