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3Dクリアファイル作成のコツ!入稿データの作り方完全ガイド
2025/12/19

こんにちは。
今回は、奥行きのある表現が魅力的な「3Dレンチキュラー」のデータ作成について解説します。
「3Dクリアファイルを作りたいけれど、普通のデータと何が違うの?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実は、3D表現を綺麗に仕上げるためには、データ作成時にいくつか大事なポイントがあります。ぜひチェックしてみてください。
1. 推奨されるファイル形式と基本設定
まずは基本の形式を確認しましょう。
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推奨形式: 出来る限りレイヤー構造を残した PSD(Adobe Photoshop)形式
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画像モード: CMYK
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解像度: 仕上がり原寸で 300dpi以上
Illustratorデータでの入稿も可能ですが、配置されている画像も上記の条件を満たしている必要があります。
2. レイヤー構造が「命」です
3Dレンチキュラーは、複数のレイヤーを前後に配置することで奥行きを出します。
今回はよくあるデザインの「人物」+「背景」で構成されたデザインの場合のレイヤー構造を解説します
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背景と人物は分ける: 「人物」と「背景」が分かれていないと、人物を浮き立たせた際に背景に穴が空いてしまいます 。
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隠れている部分も残す: 人物の後ろに隠れている背景も、消さずに残しておいてください。そうすることで、立体化の作業がスムーズに進みます 。

3. 「回り込み」を意識した塗り足し
3Dレンチキュラーは左右に絵柄が回り込むような見え方をします。
そのため、通常の印刷物よりも大きな塗り足しが必要です。
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左右の塗り足しは15mm作成してください 。
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完成イメージで見切れている外側の部分も、データとして残っていればより奥行きを表現しやすくなります 。
4. やってしまいがちな注意点
PhotoshopやIllustratorでデザインする際、つい使いたくなる「レイヤー効果・透明効果」には制限があります。
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使用不可な設定: 「描画モード(乗算やスクリーン等)」や「不透明度」の変更
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正しい設定
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Photoshop:全てのレイヤーを 「描画モード:通常」「不透明度100%」
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Illustrator:全てのオブジェクトを 「描画モード:通常」「不透明度100%」
にして入稿してください -
ちなみに正しくデータを作成するとそれぞれのレイヤーはこんな感じになります。

まとめ
1. 画像モードをCMYK、解像度を300dpiに設定する
2. キャラクターと背景を別々のレイヤーに分ける
3. 背景の隠れている部分もしっかり描く(または残しておく)
4. 左右に15mmの塗り足しを作る
5. レイヤー効果は使わず、全て「通常・100%」にする
レイヤー構造が残っていないTIFFやJPEG画像でも入稿は可能ですが、その場合は「切り抜き」や「背景の補完」といった追加作業が発生するため、時間と料金がかかってしまいます。 最初からレイヤーを分けたPSDデータを用意するのが、一番おトクで綺麗に仕上げる近道です。
みなさんも素敵な3Dクリアファイルを作りましょう!
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