知って得する制作の裏話

再生PETと再生PP、そしてエコマークの小話 2011/08/10

再生PETと再生PP、そしてエコマークの小話

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今日は「再生PETを使ったクリアファイル」や「再生PP」、そして「エコマーク」について、
ちょっとマニアックな話をしてみたいと思います。

 


 

再生PPのクリアファイルとエコマーク

弊社PPFACTORYは、その名のとおりPP(ポリプロピレン)製のクリアファイルを得意としています。
なぜなら、自社でPPシートの生産ができるから!
そのため、再生材を使ったクリアファイルの開発も積極的に行っており、
再生率70%の再生PPを使ったクリアファイルの製造にも対応。
しかも、この工程はエコマークを取得済みなんです(PPバッグの工程も同様に取得しています)。

ここで重要なポイントをひとつ。
エコマークは「商品」ではなく「製造工程」に対して付与されるもの
これ、意外と知られていないかもしれません。

 


 

再生PETでつくるクリアファイルの実際

さて、そんな流れもあってか、再生PETでのクリアファイル制作のご依頼も増えてきました。
弊社では、三菱樹脂さんの「ディアクレールエコ」という再生PETシートを使用しています。
このシート、なかなかの優れモノなんです。

 

真ん中に再生率100%のPETを使用

両面をバージンPET(PETG)でラミネートした3層構造

オフセット印刷にも対応し、折り加工や溶着加工も可能

再生率はなんと約80%

 

ただし、このシートは受注生産が基本で、在庫がある場合でも確認が必要。
納期の目安としては、サンプル約1週間+本番1週間といった感じです。

 


 

再生PETの弱点?フィッシュアイと色ブレ

ちょっとマニアックなお話ですが、
再生PETには「フィッシュアイ」や「色目のブレ」、「異物の混入」などが発生することもあります。
これは、回収されたPETボトルの品質が均一ではないため。

ちなみに弊社の再生PPでは、そういった不安定な要素は極力排除しており、
品質管理にはかなりこだわっています。

それだけ再生PETの製造は高度な技術が求められる、ということですね。

 


 

知ってました?昔は「PETボトルリサイクル推奨マーク」も使えたんです

今では使えなくなってしまいましたが、以前は「PETボトルリサイクル推奨マーク」を付けることができました。
ディアクレールエコもその基準を満たしており、現在でも品質自体は変わらず高い水準を維持しています。

 


 

再生PETクリアファイルは高コスト?でもニーズあり!

再生PETを使用したクリアファイルは、シートが外部調達になるため価格はやや高め。
また、基本的に返品や交換ができないので、上記のような不具合が気になる方にはおすすめできません。

ですが、環境への配慮や企業のCSR(企業の社会的責任)として導入されるケースもあり、
実際に定期案件としてご依頼をいただいている製品でもあります。

 


 

最後に

「再生PETでクリアファイルを作りたい!」
「エコマーク付きの再生PPで対応したい!」

そんなときは、PPFACTORYにぜひご相談ください。
高品質な再生PP製品はもちろん、ちょっとマニアックな再生PETにも対応しています。
お気軽にお問い合わせくださいね!

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