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クリアファイルを切るとくっつくのはなぜ?
2012/01/11
【結論】クリアファイルの加工を自分でしたい方へ
クリアファイル(ポリプロピレン=PP素材)は、家庭用アイロン・市販の接着剤・両面テープではきれいにくっつけることができません。
理由:PPは接着剤が定着しにくい素材で、接合には専用の圧着機械で温度・圧力・時間を精密に制御する「熱溶着」が必要なためです。アイロンでは均一な接合強度が出ず、素材が変形・溶けすぎる恐れがあります。
ハサミやカッターで切ること自体は可能ですが、切り口が白く濁ったり、後述の「熱溶着」現象でくっついたりすることがあります。
「クリアファイルをハサミで切ったら、切り口がなぜかくっついてる!」
そんな経験はありませんか?これは偶然でも不良品でもなく、きちんとした理由があるんです。今回は、その不思議な現象の原因と仕組み、そして「自分でくっつけたり切ったりできるの?」という疑問について、わかりやすくご紹介します。
ハサミで切ったら“くっつく”理由は「熱溶着」
クリアファイルの多くは「ポリプロピレン」というプラスチックでできています。
この素材をハサミで切るとき、「せん断(せんだん)」という力が加わります。
つまり、切るときに圧力と摩擦が発生し、その部分の温度が一時的に上がるんです。
その熱によって、プラスチックの切り口が一瞬溶けてしまい、上下がくっついてしまう
——これが「熱溶着(ねつようちゃく)」という現象です。
本当に熱が出てるの?実験でも確認されています!
実はこの“発熱”は、実験でも確かめられています。たとえば、感熱紙(レシートなどに使われる紙)を切ると、黒く変色してしまいます。
また、切る直前にフリクションペン(熱で色が消えるペン)で印をつけておくと、切った瞬間に色が消えることも。
これらはすべて、ハサミで切ったときに熱が発生している証拠なんです!
カッターでは起きないの?
実は、この“くっつく”現象は、すべての道具で起きるわけではありません。ハサミや手動式のせん断機のように、「せん断する動き」がある道具に限られます。
カッターのように“押し切る”タイプの道具では、熱や圧力がそこまで強くないため、ほとんど起こりません。
クリアファイルの加工に関するよくある質問
Q. クリアファイルを自分でくっつける方法はありますか?
A. 残念ながら、家庭できれいにくっつける方法はほぼありません。PP素材は表面に接着剤がなじみにくく、市販の接着剤や両面テープでは強度が出ません。アイロンで熱を加える方法も、温度と圧力のコントロールができないため、変形したり穴が開いたりするリスクが高くおすすめできません。製品のような仕上がりには、専用の熱溶着設備が必要です。
Q. クリアファイルはハサミやカッターで切れますか?
A. 切ること自体は家庭のハサミ・カッターで可能です。ただし、ハサミの場合は本文でご紹介した「熱溶着」で切り口がくっつくことがあり、断面が白く濁ることもあります。まっすぐきれいに切りたい場合は、カッターと定規を使うのがおすすめです。なお、ポケット状に加工するなど製品レベルの仕上がりには、プレス機や専用刃型による加工が必要です。
くっつくのは偶然じゃない!
クリアファイルをハサミで切ると、摩擦と圧力によってプラスチックが一時的に溶ける→そのままくっつくという「熱溶着」の現象が起きているのです。この現象はクリアファイルに限らず、他の薄いプラスチック製品でも起きることがあります。
ご家庭でのDIY加工は難しいクリアファイルですが、PPファクトリーなら専用の熱溶着設備で、小ロットからオリジナルクリアファイルをカスタム製造できます。「こんな形にできる?」というご相談もお気軽にどうぞ。
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