知って得する制作の裏話

エコマークの再生ってホントに再生なの? 2021/06/14

エコマークの再生ってホントに再生なの?

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真エコマーククリアファイル。
なんで「真」なの? ってご質問が多いのでお応えさせていただきます。

真(マコト)の再生素材で作製されているからに他なりません。


右が再生PP、左がバージンPPです。
1枚1枚だと日頃からクリアファイルを扱っている私たちでもほぼ区別がつきません。

(クリアファイルの形状にした際も見た目だけではそれが再生か否か区別をつけることは難しい。)

しかし、重ねるとその違いは明白です。
半分より上が再生PPで下がバージンPPです。
この色見も元になる再生材の素性によって若干変わってきます。ロット毎でも違います。
再生PPに全く同じものはないということです。


再生PPの元になる再生材は主に様々な工場から出る廃材を利用しております。
(いわゆるプレコンシューマ素材)
当社の工場で出た廃材のみを利用すれば、再生クリアファイルの製造は容易です。また、ただ溶かしてシーティングし直せば、再生率100%も原理的には可能です。しかし、それでは真のリサイクル循環を回すことになりません。
(エコマーク特徴/公益財団法人 エコマーク事務局より)
再生素材のメーカーから材料を購入して、シーティングするわけですがどんな再生材料でも良いわけでは無いのです。

オフセット印刷を施し、しっかりと加工するためにはどうしてもある一定以上の品質の再生材を使用することになります。
近年の環境意識の向上を受け、再生PPのエコマーク商品の需要が高まり、数万部~数十万部の依頼が入る事が多くなりました。
その為、一定以上の品質の再生材が入手しづらくなってきました。


PPFACTORYではこの問題を根本から解決できるようシートの製造方法・製造機械を見直しました。

その結果、従来では生産不可能だった「一般的な品質の再生材料」で安定的に、必要であれば大量に生産対応できるように改善いたしました。


なぜ、従来不可能だったものが可能になったのか?それはシーティング施設を大幅に改良して、再生材料の中に入っている印刷や加工に悪さをする物質をバージンPPでサンドする構造に変更したからです。

【お客様へのお願い】
供給量が安定している一般的な再生材を使用する為、お客様にもご理解・許容いただきたい点が2つあります。
前述のロット毎の微妙な色見変化と左記のような3㎜以下の気泡・ホコリの混入です。
ロットによっても変わりますが100枚に数枚程度入る事になります。

これを回避する為に様々な不要エネルギーが使用されたり、材料を一般品より多く使用したり、コストアップしてしまっては本来の意味を持たないとPPFACTORYは判断しました。

リーズナブル且つ、従来品と同等の機能性・強度・印刷再現性を保った製品を皆さんに使っていただくために、お願いごととして是非、ご理解・許容いただけますようお願いいたします。


少しでも目立たなくする為の印刷面を表にするオプションも無料で対応させていただきます。(表から印刷するので一般的なクリアファイルに比べ、風合いが異なります。また 直接印刷面が外部に触れるのでカスレなどが発生することが有ります)
是非ご検討ください。


あらゆる意味で「真」になったエコマーククリアファイル。

新しいサスティナブルな時代に「真心」こめてお届けいたします。

リポートはもう一つの「誠(まこと)」誠実がモットー! 大森  がお届けいたしました。


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